BOTT (Battle Of The Twins) Round 22 @ 筑波サーキット 2004/03/20
Reported by 佐伯


前日練習

今回の BOTT、チーム・クラブシングルスのライダーは以下のとおり。
#9 大澤選手 SR-Modified (534cc)
#10 佐伯 SRX-Modified (660cc)
#22 石川選手 SR-Modified (528cc)
MS (Modified Single) クラスにエントリーしました。

大澤選手 石川選手 佐伯

私はケガで '03 シーズンは何も出なかったので、2年ぶりの SRX-M (ミディアムという意味ではありません)
で、おっかなびっくり走行しました。
実を言いますと、2年前の走行で ヘッドカバーにクラックが入ってそのままになっていたものを 直したばかりなのです。

通常 SRX はヘッドとヘッドカバーで、カムシャフトを挟み込んでいるため、
ヘッドカバーにクラックが入ると、シリンダヘッド Assy 交換をしなければなりません。
ちなみにヘッドカバーにクラックが入っただけで、明らかにパワー感が落ちます。
プラグが焼け気味になり、メインジェットを上げても解消しませんでした。
そんな時は大抵こういったトラブルの前兆の時がほとんどです。

しかーし、自慢するわけではないのですが、マイ SRX-M は ライダーの遅さをカバーするためにハイパワーとなっており
その力の源・シリンダーヘッドを作るのも大変なんです。
多少(?)のリスクはありますが、自分で乗るわけですし、 テストがてら他の ヘッドカバーのみを移植 してしまいました。

その甲斐もあってエンジンは好調で、久しぶりの自分専用スペシャルマシンを 楽しんで走行できました(ベスト: 1分 8秒台)
ところが、ただいま絶好調の大澤選手は久しぶりの練習にもかかわらず SR で 7秒台に入れてきました。ヤバイ!
(当チームでは、決勝順位で晩飯ゴチバトル・システムを採用しています)
ちなみに、石川選手は '03 BOTT で 6秒 2を記録しています。


予選

MS-1 の予選は、早朝 8:15 より 15分間です。
路面はドライですが、BOTT は例年通り寒いこともあり、タイヤはなかなか暖まりません。
他のチームではタイヤウオーマーを使うことも多いですが、 当チームでは タイヤと相談(?)しながら走る ことで解決しています。
今年は復活後最初のレースのためか、相談中に予選は終了 しました。
( ベスト 10秒 105 ) サムイ…いろんな意味で…

私の SRX はバッテリートラブルでシフターが使えず(気温が低すぎてバッテリーが弱ったみたいです)
キャブセットが少し濃いようでした。(言い訳)

予選順位

リンク : 予選・公式リザルト @ 筑波サーキット


決勝

キャブセットの変更をしていると、他クラスの予選ではどうやら雪が…
ボクサートロフィーに出場した近藤選手によると、シールドに雪がついて 前が見えなくなってしまったそうです。
BS のタイヤサービスに並び、レインタイヤを装着します。
時間になったので、とりあえずスタート前チェックを受け、待っていると マイ SRX-M の上に雪が積もっているではありませんか。
どうやら、ピットロードにも積もり始めたようです。

雪降ってます 積もってます スタートに向かう

さすがにレースが中断されました。
1時間ほどの中断の後、決勝は 10周→ 6周に短縮するというオフィシャルの放送が…
しかしまだ雪は降ってますし、ピットクルーの妻からは 「ケガが治ったばかりなのでヤメた方が良い」と言われる始末。

ウオームアップランでマズそうだったら、そのままピットに入って止めると言いつつ走行開始。
かなり寒いし、簡単にタイヤも暖まらないので、これはダメだ と思い、
ピットに入ろうとしたのですが、石川、大澤両選手につられピットインしそこねて グリッドに…
ここまできたら、スタートはちゃんとしないと追突されそうなので、 1周目でピットに戻ろうと ココロに決めてスタートしました。

しかし、そんな時に限って、 1コーナーに入ろうと思ったら、なんと 3番手ではありませんか!
インに 1台割り込まれましたが、やっぱり イケるところまで走ろう と心変わりし走行!
2周目の 1コーナー立ち上がりで、後ろに大澤選手がついているのを確認。
しかし、その後仕掛けてこないので「おかしい」と思っていたら、 2ヘアの外に同じヘルメットを被ったライダー を発見。
どうやら、石川選手も 1ヘアに居た みたいです。
結果、タナボタの 5位入賞でした。(^-^)

傷を舐めあう2人(笑) レバーが… ステップが…

晩飯ゴチそうさまでした。

リンク : 決勝・公式リザルト @ 筑波サーキット


Racing Team